この記事では、“stay”と“visit”の違いを分かりやすく説明していきます。
「stay」とは?
“stay”の主な意味は3つあります。
1つめは、人や物がとどまるです。
とどまるとは、ある場所から動かないこと、同じ場所にいることです。
“stay”は、居残りする、そこから動かないでいる、胃の中に食べものがとどまる、などを意味しています。
ホテルや旅館などにとどまることは、宿泊といいます。
ホテル、病院、他人の家など、自分の家以外の場所にとどまることも指す言葉です。
2つめは、人や物をとどめるです。
1つめの意味は「とどまる」で、自らそこにいることを選んでいます。
2つめの意味は「とどめる」で、誰かや何かからやらされている意味になります。
3つめは、同じ状態のままでいるです。
年齢をかさねても若いころと変わらない見た目の人がいます。
これが、同じ状態のままでいるです。
チャンネルをそのままにする、座ったままでいるなどの「同じ状態のままでいる」ことも指しています。
これらは動詞の意味です。
名詞の意味もあり、名詞では滞在、抑止という意味になります。
「stay」の使い方
とどまる、とどめるという意味で使用をします。
同じ場所にいること、同じ状態でいることという意味です。
「visit」とは?
“visit”の主な意味は2つです。
1つめは、訪問するです。
人に会いに行く、場所に出かけるという意味になります。
たとえば、美術館で絵画を見たいなと考えたとします。
待っていも、自分のもとに美術館はやってきてくれません。
そこで、自分から美術館の方に行きます。
これが訪問するです。
もう一つの意味は、家に一時的に泊まる、ホテルなどに滞在するです。
「うちに来て泊まりなさい」といった意味合いです。
これらは動詞の意味です。
名詞の意味もあり、名詞では訪問、見物、滞在といったことを指しています。
「visit」の使い方
もともとの意味は、見に行くです。
訪問するとは、人に会いに行く、つまり人を見にいくことや、ある場所を訪れること、つまりある場所を見に行くことを指しています。
宿泊することは、宿泊地にいる人を見に行くともいえます。
「stay」と「visit」の違い
どちらの言葉にも宿泊するという意味がありますが、意味合いが違います。
“stay”は自動詞です。
入院する、宿泊する、泊まるなどの意味になります。
そこから動かないといったニュアンスです。
“visit”は他動詞です。
訪問するという意味も持っているように、遊びに行ってそこで泊まるといったニュアンスになります。
入院は好んでするものではなく、誰かに会うためにするものでもありません。
そのため、入院するは“stay”で表現します。
宿泊するという意味があっても“visit”ではないのです。
まとめ
宿泊するという意味が似ている2つの言葉です。
しかし、“stay”はとどまるという意味合いがあり、“visit”は訪ねるという意味合いがあり、ニュアンスが異なります。