この記事では、“soil”と“earth”の違いを分かりやすく説明していきます。
「soil」とは?
“soil”には、名詞と動詞の意味があります。
名詞の意味は4つです。
1つめは土壌です。
地球は中心部分に核と呼ばれる部分があり、その外側にマントル、さらにその外側に地殻があります。
土壌は地殻のもっとも表面にある、岩石の風化物に植物の遺体などが加わったものです。
2つめの意味は、国、地域です。
国や地域は土壌の上に作られています。
3つめの意味は農業です。
農業には土壌が使用されます。
植物は土壌に根を張って体を支え、土壌から水分や養分を吸収して成長をします。
4つめの意味は、温床、生育地です。
温床とは、苗が早く育つようにするための苗床のことです。
板などで囲いを作り、その上にビニールやガラスなどをかぶせて温かくします。
温床には、ある環境によって生じる結果という意味もあり、「犯罪の温床」などこの意味は悪いで使用されています。
“soil”の動詞の意味は、汚すです。
汚すといってもどこが汚れるのかさまざまなありますが、“soil”が意味しているのは、衣服や体を汚すこと、評判や名声を汚すことです。
「soil」の使い方
名詞として使う場合は、土壌という意味で使用されることが多くあります。
地球のもっとも表面にある部分のことを指しています。
動詞の場合は汚すという意味で使用され、この場合はしばしば受身形になります。
「~で汚す」という場合は、“with”の後に何かを汚したものの名詞がきます。
「earth」とは?
“earth”には、3つの意味があります。
1つめは地球です。
太陽系には、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個の惑星があります。
地球は太陽から3番目の太陽系の惑星です。
人間をはじめ、さまざまな動物や植物が生活をしています。
2つめは空中に対しての土地、海に対しての陸地、岩石に対しての土です。
人間は地球の地面の上で生活をしています。
この人間が生活している地面のことを指しています。
3つめは現世です。
死んだ後の世界と生きているときの世界があるという考えが存在しています。
死後の世界には、天国と地獄があるという考えもあります。
“earth”は天国や地獄に対しての現世のことです。
「earth」の使い方
“the”を伴い地球と意味で使用されることが多い言葉です。
「soil」と「earth」の違い
土壌という意味が2つの言葉に共通しているのですが、やや意味合いが違います。
“soil”は岩石が風化したものと植物の遺体などが混ざった、地球のもっとも表面のことです。
一方、“earth”は惑星のことを指しており、空中に対しての土地、海に対しての陸地のことを指しています。
地球の表面といった意味ではありません。
まとめ
土壌という意味を持つ2つの言葉ですが、土壌という物質のことを指しているのか、空中や陸地に対しての土地を指しているのかという点で意味が違います。