この記事では、“lie”と“tell a lie”の違いを分かりやすく説明していきます。
「lie」とは?
“lie”には主に2つの意味があります。
1つめは、うそ、うそを言うです。
事実ではない、という意味です。
うそをつく理由は2つあります。
1つめは、本当のことを教えると自分が不利・不都合になるため、教えたくないからです。
母が大切にしていた茶碗を落として割ってしまったとします。
自分が割ったと正直に話したら、母に叱られるかもしれません。
自分にとって不都合なのです。
そこで母に「誰が茶碗を割ったの?」「あなたが割ったんじゃない」といわれても「違う」と答えてしまったりします。
この答えは本当のことではありません。
つまり、うそなのです。
“lie”のもう一つの意味は、横たわる、横になるです。
縦長のものが横になる、横になって眠るなどの意味があります。
「lie」の使い方
名詞のうその意味で使用するときには、数えられる名詞になります。
そのため、“lie”の前に“a”をつけます。
動詞のうそをつくの意味では、数えたりしないので“a”をつけません。
横になるの意味は動詞です。
この場合も数えません。
「tell a lie」とは?
“tell a lie”には、うそをつくという意味があります。
“tell”は、言葉で伝えるという意味がある動詞です。
情報を伝える、人に知らせるといった意味になります。
人と人とが会話をする意味ではなく、一方的に伝えることを指しています。
“lie”には、うそ、うそをつく、横になるという意味がありますが、ここではうその意味で使われています。
“tell”は動詞なので、“tell”と“lie”、2つの動詞を並べて使用するのはおかしいです。
また“lie”の前に物の数を表す“a”がついているので、このことからも“lie”が動詞でないことがわかります。
“tell”伝える、“lie”うそ、でうそを言う、うそをつくの意味になります。
「tell a lie」の使い方
うそをつくという意味で使用をします。
うそには、悪いうそと優しいうそがあります。
悪いうそとは、人を傷つけるものです。
優しいうそとは、人を傷つけないものです。
人から誘いを受けたけれど、誘った人のことが嫌いで断ったとします。
断る理由として「あなたが嫌いだから」というと、相手は傷つくことでしょう。
そこで、「都合が悪いから」などうそをいいます。
これが優しいうそです。
“tell a lie”には、悪いうそなのか、優しいうそなのか意味に含まれていませんが、悪いうそを言う意味で使われることが多くあります。
「lie」と「tell a lie」の違い
“lie”は、名詞でうそ、動詞でうそをつく、横たわるという意味になります。
“tell a lie”の“lie”は名詞の意味のうそで使われており、うそをつく、うそを言うという意味になります。
まとめ
“lie”を動詞で使えば、うそを言うという意味になり、“tell a lie”と同じことを指していることになります。