この記事では、「animal」と「zoo」の違いを分かりやすく説明していきます。
「animal」とは?
“animal”には、3つの意味があります。
1つめは、植物や無生物に対しての動物です。
植物は光合成によって自らエネルギーをつくり出し、また自分自身の力でその場所から移動することはできません。
無生物とは、石や水などのことで、これらは生きるためにエネルギーを必要とせず、そのため食物を食べることがなく、また自らの力で動くことができません。
これに対して動物は、植物を食べてエネルギーを得ており、また自らの力で動くことができます。
食物を得て自ら動く生物はさまざまありますが、“animal”が指しているのは主に鳥や哺乳動物です。
魚のことではありません。
2つめの意味は、理性を持つ人間に対しての動物です。
人間も広い意味では動物ですが、人間以外の動物と違うところは理性を持っていることです。
人間以外の動物は理性を持っていないと考えられています。
また、“animal”は理性を持っていないような人といった意味合いで、けだもの、動物のように下品という意味も含みます。
3つめの意味は~な人です。
社交好きな人などの意味になります。
この場合は修飾語を伴って使用されます。
「animal」の使い方
動物のことを指して使用します。
日常の会話で“animal”というときには、植物や無生物に対しての動物なのか、理性のある人間に対しての動物なのかは、あまり意識せずに使用されています。
けだもの、下品という意味で使用するときには、理性のある人間に対しての動物という意味を含んで使用していることになります。
「zoo」とは?
“zoo”には、2つの意味があります。
1つめは動物園です。
動物園とは、哺乳類や鳥類などの動物を飼育している場所です。
調査、保護、教育、娯楽などを目的としており、広く一般の人に動物を見せています。
動物園で飼育されている動物は施設によって異なりますが、主なものにはライオン、トラ、キリン、シマウマ、サル、オシドリなどがあります。
動物園では、マグロやイワシなどの魚や、哺乳類ですが水の中で生育するイルカやシャチなどは飼育されていないことが一般的です。
“zoo”のもう一つの意味は、無秩序な状態です。
ごちゃごちゃしている、ごったがえしているといった意味になります。
「zoo」の使い方
動物園のことを指して使用されることが多いです。
動物を飼育している施設のことであり、そこで飼育されている動物のことを指しては使用しません。
「animal」と「zoo」の違い
“animal”は動物のことです。
植物や無生物以外の生物のことを指しています。
“zoo”は動物を飼育している場所のことです。
動物のことではありません。
まとめ
生き物についての2つの言葉ですが、生き物そのものを指しているのか、生き物を飼育している場所を指しているのかという点で意味が異なります。