日本語で疑問文を作るときは、「あなたはリンゴが好きですか?」というように文末を変化させます。
一方、英語では文頭を見るだけで疑問文と分かる作りになっています。
例えば“Do you 〜”、“Are you 〜”という形が疑問文なのですが、この2つをきちんと使い分けられているでしょうか。
この記事では、“Do you”と“Are you”の違いを分かりやすく説明していきます。
「Do you」とは?
「do」は「する」という動詞ですが、助動詞としての働きも持っています。
「Do you」で始まる疑問文の場合、「Do」は助動詞として使われており、文の動詞は「you」の後ろに付きます。
そのため「Do you」から始まる疑問文は、後ろに付く動詞によって様々な訳し方ができます。
「like」が付けば「好きですか」「read」が付けば「読みますか」といった具合です。
また、過去形は「did」、三人称単数現在形は「does」を使うので、合わせて覚えておきましょう。
「Do you」の使い方
A. Do you know her name?(あなたは彼女の名前を知っていますか)
B. Did you play soccer yesterday?(あなたは昨日サッカーをしましたか)
C. Does he like reading?(彼は読書が好きですか)
文の動詞はA. から順に「know」「play」「like」なので、訳し方も「知っていますか」「しましたか」「好きですか」となっています。
B. C. は時制や主語によって「Did」「Does」と変化した例です。
「Do」が変化しているため、後ろの動詞は原形のままなので注意しましょう。
「Are you」とは?
この「are」はbe動詞の「are」であるため、主語によっては「is」や「were」等を使います。
“Are you”で主語と動詞が出ているため、後ろに改めて動詞が付くことはありません。
be動詞は「?だ、である」と訳すように状態や様子を表すため、“Are you”の後ろには「幸せだ」「教師だ」など、状態や様子を表す言葉が付きます。
「Are you」の使い方
A. Are you happy?(あなたは幸せですか)
B. Are you an English teacher?(あなたは英語教師ですか)
C. Is he from Canada?(彼はカナダ出身ですか)
A. を元の文に戻すと「You are happy. 」となります。
be動詞を使った疑問文は、語順の入れ替えだけで作られていることが分かるでしょう。
また、C. のように主語が変わると使うbe動詞も変わります。
「Do you」と「Are you」の違い
一般動詞を使う文の場合は、疑問文にする際に助動詞の“do”が入り“Do you”の形をとります。
その場合、主語の後ろに動詞が付きます。
対してbe動詞を使う文の場合は、語順を入れ替えて疑問文を作るため“Are you”の形になります。
後ろには状態や様子を表す語が付き、他の動詞が来ることはありません。
まとめ
“Do you”“Are you”の使い分けについて確認しました。
使っている動詞が何なのか、という点を見極めることがポイントになります。
また、主語に合わせて「do」の形が変わったり、使うbe動詞が変わったりするので、気をつけましょう。