この記事では、「記念」と「祈念」の違いを分かりやすく説明していきます。
「記念」とは?
「記念」は「きねん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物を思い出となるように残しておくこと」という意味です。
2つ目は「過去の出来事・偉大な人物などを思い起こし、心を新たにするために催される集まりや式典などのこと」という意味です。
「記念」の言葉の使い方
「記念」は名詞として「記念にする・した」「記念写真」などと使われます。
「記」は「しる(す)」とも読み「事柄を書き留める」から転じて「心に留めて忘れない」という意味、「念」は「いちずに思いをこめる」「いつまでも心にとどめる」という意味、「記念」で「あることをいつまで心に留めて忘れないこと」になります。
基本的に、思い出に残る人や事柄を大切に覚えておくことに使われます。
「祈念」とは?
「祈念」は「きねん」と読みます。
意味は、「神仏に、あることが実現する様に強い気持ちで願うこと」です。
自分の夢や希望、願望などが叶えられる様に、神仏に祈りを捧げることを表します。
「祈念」の言葉の使い方
「祈念」は名詞として「祈念する・した」「平和祈念像」などと使われます。
「祈」は「いの(る)」とも読み「神仏に願う」という意味、「念」は「いちずに思いをこめる」「いつまでも心にとどめる」という意味、「祈念」で「いちずに思いをこめて神仏に願うこと」になります。
上で紹介した「記念」と同じ読み方ですが、「記念」はアクセントが「念」にあり、「祈念」はアクセントが「祈」にあることから、使い分けが可能です。
「記念」と「祈念」の違い
「記念」は「あることをいつまで心に留めて忘れないこと」です。
「祈念」は「いちずに思いをこめて神仏に願うこと」です。
まとめ
今回は「記念」と「祈念」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。