「主流」と「殆んど」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「主流」と「殆んど」の違いとは?違い

この記事では、「主流」「殆ど」の違いを分かりやすく説明していきます。

「主流」とは?

一般的には、川の大きな流れや、思想・学問・様式などの中心となる傾向、または集団・組織のなかで中心を占める流派・派閥などを指す言葉です。

例えば、「現在の世界では自由経済が主流となりつつある」や、「主流派と反主流派」などのように使われます。

主流という言葉は、社会や文化の動向や変化を表すのに便利な言葉ですが、同時に、主流に従うことや主流になることが良いという価値観を含んでいることもあります。

主流に対する反対語としては、「支流」「周辺」「異端」「マイノリティ」などがあります。


「殆ど」とは?

「全部とはいえないが、それに近い程度に」「もう少しのところで」「切実であるさま」などがあります。

例えば、「病気は殆ど治った」や、「殆ど気を失うところだった」などのように使われます。

殆どという言葉は、ほとんどと同じ意味で使われることが多いですが、殆どは漢字で書くことが推奨されています。

殆んどという表記は、殆どの発音を表記したものですが、誤用とされています。

殆どに対する反対語としては、「少し」「ほんの」「わずか」などがあります。


「主流」と「殆ど」の違い

「主流」「殆ど」の違いを、分かりやすく解説します。

「主流」とは、一般的には、ある分野や領域で最も多くの人々に支持されたり、影響力を持ったりする傾向や流派のことを指します。

その一方で、「殆ど」とは、ほとんどという意味で、ほぼ全体や全数に近いことを表す副詞です。

例えば、数量や程度、時間や頻度などを表す言葉と一緒に使われます。

「主流」の例文

・『彼は音楽界の主流派に属しているが、実験的な作品も手がける』
・『現代の日本では、自由主義が政治の主流となっている』

「殆ど」の例文

・『彼女は殆ど笑わない』
・『この本は殆ど読み終わった』

まとめ

主流は、ある集団や組織のなかで中心を占める派閥とそれに対抗する派閥のことを指し、その一方で、「殆ど」とは、全部とはいえないがそれに近い程度にという副詞や、大多数や大部分という名詞として使われます。

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