鮮やかなオレンジ色や黄色している魚として有名なものには「ヒブナ」や「金魚」があります。
この記事では、「ヒブナ」と「金魚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒブナ」とは?
「ヒブナ」とは漢字で「緋鮒」と書く魚であり、こちらはコイ目コイ科フナ属に分類されています。
「ヒブナ」はフナが突然変異によって誕生したものであり、これは約1700年前の中国で発見されました。
「フナ」は元々黒い色素を持っている魚ですが、これが突然変異によって失ったことから「ヒブナ」はオレンジ色や黄色の身体を持つことになりました。
この「ヒブナ」は人間の手によって品種改良されるようになり、これは「金魚」と呼ばれています。
「金魚」とは?
「金魚」とはフナの突然変異種である「ヒブナ」を品種改良したものであり、様々な種類が存在します。
「金魚」はフナが突然変異を発生しやすい染色体を持っていることから、人為的に様々な種類の品種を作ることが可能です。
「金魚」の有名な種類には和金や出目金、琉金、ランチュウ、コメットなどがあり、模様や色合い、尾の形がそれぞれ違うのが特徴です。
「金魚」は比較的飼育が楽な魚であり、これを飼うための容器は「金魚鉢」と呼ばれています。
「金魚」は実際に飼育するもの以外にも色々なキャラや文学、映画、音楽、商品のモチーフとして使われています。
「金魚」は室町時代に中国の明から伝来したものであり、江戸時代後半や幕末にはお手頃な値段になったことから一般人が飼うことが可能になりました。
「ヒブナ」と「金魚」の違い
「ヒブナ」はフナが突然変異したものであり、黒色の色素が抜け落ちたことから身体がオレンジ色や黄色になりました。
この「ヒブナ」を人工的に品種改良したものが「金魚」であり、品種や色合い、尾の形などが違う様々な種類が存在します。
まとめ
「ヒブナ」と「金魚」はどちらも同じ分類の魚であり、「金魚」は飼育用の魚として人気があります。