この記事では、「マー油」と「馬油」の違いを分かりやすく説明します。
マー油とは?
マー油とは、ニンニクなどの香味野菜をラードで揚げて作った油のことをいいます。
ラーメンなどに使われることが多く、スープの臭みを消したり香味野菜の風味を加えることを目的に使われます。
ラーメン店によって使用する香味野菜には違いがあり、お店によって独自の風味やコクが味わえます。
マー油を使った代表的なラーメンには、熊本ラーメンがあります。
熊本ラーメンは、熊本市のラーメン店を中心に提供されている豚骨ラーメンです。
熊本ラーメンには、揚げたニンニクのチップやマー油を入れます。
また、マー油は炒飯の風味付けや唐揚げなどの風味付けにも用いられます。
馬油とは?
馬油とは、馬の皮下脂肪から採取された油のことをいいます。
馬油と書いて「マーユ」や「バーユ」と読みます。
馬を食用として解体する際に採取する油で、コスメなどに用いられてきました。
馬油は人の皮脂と似ていて、肌を保湿する効果があります。
そのためシャンプーやボディソープ、石鹸、クリーム等に使われることが多いです。
馬油には、オレイン酸やリノレン酸、パルミチン酸、リノール酸などが豊富に含まれています。
皮膚を保護する目的で昔から用いられてきました。
マー油と馬油の違い
マー油と馬油は、どちらも「マーユ」といいます。
そのため混同されやすいですが、全く違うものです。
マー油は香味野菜を揚げてつくる香味油で、馬油は馬から採取される油になります。
マー油は食用としてラーメンなどに使われますが、馬油は基本的に食べるものではありません。
シャンプーやクリームなどのコスメに使われることが多いです。
まとめ
マー油と馬油は読み方は一緒ですが、全く違うものです。
マー油は食用で、ラーメンなどの風味付けや臭み消しとして用いられます。
それに対して馬油は、皮膚を保湿する効果があることからコスメに用いられています。