この記事では、「フリーマーケット」と「蚤の市」【のみのいち】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「フリーマーケット」とは?
日本語で「蚤の市」という販売方法を「フリーマーケット」といいます。
元々はフランスで行われていた市でしたが、世界にその売り方が伝わり、日本でも2000年代に入るとよく聞かれるようになりました。
何でも販売できる市として、19世紀になると海外でも色々な場所で開催されます。
古物市ともいえますが、借りた場所で好きな物を売り、販売してお小遣いにする行為を指すわけです。
米国ではガレージの中に入っていたものを売るガレージセールという場合もあります。
この「フリーマーケット」は「蚤」を英語で“flea”と書き、そこに販売という意味がある“market”を掛け合わせた言葉であり、自分が使っていた服や不要な物を売ってお金にするわけです。
「蚤の市」とは?
神社の敷地を一時的に借りて物を売る市のことを「蚤の市」【のみのいち】といいます。
鏡内の決められた場所に露天のような店で物を売るのです。
元々は古くて価値がありそうな物から、ノミがわいてしまうようなガラクタまで売っていたことから、このような呼び方がされるようになりました。
フランスでの「蚤の市」では数百年前に生産された陶器のお洒落な食器や小物入れ、ポットなどが売っているのも人を惹きつけるところです。
「フリーマーケット」と「蚤の市」の違い
「フリーマーケット」と「蚤の市」の違いを、分かりやすく解説します。
日本では広い駐車場や公園などで開かれている「フリーマーケット」は「蚤の市」を指すものです。
フランスから始まったこの市では、古い物を売るという意味があります。
今では販売していない書籍や双眼鏡、扉の取っ手、鍋式などを気軽に売れるところが人気の理由です。
もう一方の「蚤の市」は神社の鏡内や町の広場といった場所で敷物や棚を置き、その上に商品を並べて自らが販売員になって売る市を「蚤の市」といいます。
服から小物まで違法でない物であれば売れるのが魅力的な市であり、日本の年配者の間ではこの呼び方で認識されていますが、海外や若者の間では「フリーマーケット」と言う人が多いといったところが違う点です。
まとめ
どちらもほぼ同じ意味がある言葉ですが、年代によっては認識の違いがありますので、どのような点が異なるか具体的に深堀してみるといいでしょう。