この記事では、「行った」と「行なった」の違いを分かりやすく説明していきます。
「行った」とは?
「行った」は読み方により意味が違います。
「いった」と読む場合、「ある場所へ移動したこと」という意味で、動詞「行く(いく)」の過去形です。
「おこなった」と読む場合、「ものごとを実施したこと」という意味で、動詞「行う(おこなう)」の過去形です。
「行った」の言葉の使い方
「行った」は、動詞の過去形として使われます。
文化庁により、公文書では「いった」「おこなった」どちらも「行った」の読み方で統一されていますので、どちらの読み方と意味になるのかは、その時の場面や前後の文章の内容で判断する必要があります。
ビジネス文書や新聞記事、論文など、公的書類では「行った」を使いましょう。
「行なった」とは?
「行なった」は「おこなった」と読みます。
意味は、「ものごとを実施したこと」という意味で、動詞「行なう(おこなう)」の過去形です。
「行なった」の言葉の使い方
「行なった」は、動詞の過去形として使われます。
原形は「行なう」で、上で紹介した「行う」と同じ意味です。
「行う」と表記すると読み間違いする可能性がある為に、手紙や小説など、私的文書で使われています。
1970年代までは、学校でも「行なう」と教えていたために、ある年代を境に使い方が分かれています。
現在では上で紹介した「行った」に統一されていますが、基本的に日常ではどちらを使っても問題ありません。
「行った」と「行なった」の違い
「行った」は「動詞「行く(いく)」の過去形、または動詞「行う(おこなう)」の過去形、現在の正しい用法です。
「行なった」は動詞「行なう(おこなう)」の過去形、1970年代までに使われていた読み方です。
まとめ
今回は「行った」と「行なった」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。