この記事では、「可能であれば」と「差し支えなければ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「可能であれば」とは?
「可能であれば」は、「相手に対し、もしあることが実現できるようならばと仮定して、自分の要望を伝える前置きの表現」です。
相手にそのことをする時間・労力・能力がある場合に、お願いしたいことがあることを表します。
「可能であれば」の言葉の使い方
「可能であれば」は、ビジネスだけではなく日常でも使われます。
「可能」は「ある物事ができる見込みがあること」という意味、「で」は接続詞、「あれば」は動詞「ある」の仮定形「あれ」に、仮定の接続助詞「ば」が付いた語です。
全体で「あるものごとができる見込みがあれば」になり、直接「できる・できない」を尋ねるストレートな表現です。
一方的に自分達の都合を押し付けて失礼であると思われる場合もありますので、目上の人や社外の人には下で紹介する「差し支えなえれば」に言い換えましょう。
「差し支えなければ」とは?
「差し支えなければ」は「相手に対し、もし不都合や問題がなければと仮定して、自分の要望を伝える前置きの表現」です。
相手の様子を気遣いながらお願いごとをするニュアンスがあります。
「差し支えなければ」の言葉の使い方
「差し支えなければ」は、ビジネスだけではなく日常でも使われます。
「差し支え」は「ものごとを行うに当って不都合になる事柄」という意味、「なければ」は打消しの形容詞「ない」の仮定形「なけれ」に、仮定の意味の助動詞「ば」が付いた語です。
全体で「ものごとを行うに当って不都合になる事柄がなければ」になり、相手の都合に配慮するニュアンスになります。
この言葉自体は敬語表現ではありませんので、後に続く言葉を敬語にする必要があります。
「可能であれば」と「差し支えなければ」の違い
「可能であれば」は「あるものごとができる見込みがあれば」という意味、直接「できる・できない」を尋ねるストレートな表現です。
「差し支えなければ」は「ものごとを行うに当って不都合になる事柄がなければ」という意味、相手の都合に配慮するニュアンスです。
まとめ
今回は「可能であれば」と「差し支えなければ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
