この記事では、「加味する」と「考慮する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「加味する」とは?
「加味する」は「かみする」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「調理で味を付け足すこと」という意味です。
2つ目は、「あるものごとに、特定の違う要素を付け足してまとめること」という意味です。
「加味する」の言葉の使い方
「加味する」は動詞として「加味する・した」と使われたり、副詞として「加味して考える」などと使われます。
「加」は「くわ(える)」とも読み「その上に足す」「のせる」という意味、「味」は「食べ物のあじ」「漢方の薬種」という意味、「する」は動作を表す語です。
本来は「複数の漢方薬を足して調合すること」でしたが、転じて「味を付け足すこと」として使われる様になり、更に「元のものごとに、ある特定の要素を付け足すこと」として使われる様になりました。
「考慮する」とは?
「考慮する」は「こうりょする」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを実行する前に、色々な要素を含めてよく考えること」という意味です。
2つ目は「特別な事情を理解し、配慮すること」という意味です。
「考慮する」の言葉の使い方
「考慮する」は動詞として「考慮する・した」「考慮して判断する」などと使われます。
「考」は「かんが(える)」とも読み「思いめぐらす」という意味、「慮」は「おもんぱか(る)」とも読み「あれこれと思いめぐらす」という意味、「する」は動作を表す語、「考慮する」で「頭であれこれとよく思いめぐらすこと」になります。
基本的に、あれこれとさまざまな要素を含めてよく考えることに使われます。
「加味する」と「考慮する」の違い
「加味する」は「元のものごとに、ある特定の要素を付け足すこと」です。
「考慮する」は「あれこれとさまざまな要素を含めてよく考えること」です。
まとめ
今回は「加味する」と「考慮する」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。