大学を卒業して、就職する人の中には、大学院に行った人もいますが、その人たちは「修士課程」あるいは「博士前期課程」を履修しています。
それでは、この「修士課程」とはどういう意味でしょうか。
また、「博士前期課程」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「修士課程」と「博士前期課程」の違いを分かりやすく説明していきます。
「修士課程」とは?
「修士課程」とは、大学で修士と呼ばれる学位を取得する為の教育課程のことを呼ぶ言葉です。
「修士号」のことを、英語にならって「マスター」と呼ぶ場合もあります。
「修士課程」卒業後も学問を続ける場合は通常「博士後期課程」に進みます。
「博士前期課程」とは?
「博士前期課程」とは、大学を卒業した人が、研究を続けるために、大学院に進学して受ける過程のことで、通常は4年生の大学の卒業者で、研究分野に関する深い知識が必要となります。
「修士課程」と「博士前期課程」の違い
「修士課程」と「博士前期課程」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、4年生の大学を卒業した人が、学問を続けるために進む2年間の課程のことを表すという意味で同じで、多くの場合には区別されることもないものです。
それでは、違いは何かと言えば、それは「それぞれの大学の呼び方の違い」になってしまいます。
つまり、その大学での呼び名は大学に任せられているということです。
大学によっては「博士前期課程」終了後に退学した場合には「修士号」を与えないこともあるようですが、多くの場合は、修士論文の有無や卒業式の有無とは関係ありません。
まとめ
この記事では、「修士課程」と「博士前期課程」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、違いは呼ぶ人の違いだと説明しましたが、例えば、最高学府の東京大学では、「修士課程入試」、「博士課程入試」、「博士後期課程入試」の案内は見つかりましたが、「博士前期課程入試」という案内はありませんでした。