「河童の川流れ」と「猿も木から落ちる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「河童の川流れ」と「猿も木から落ちる」の違いとは?違い

この記事では、「河童の川流れ」「猿も木から落ちる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「河童の川流れ」とは?

河童の川流れとは、その道の名人であっても時には失敗することもあるという意味のことわざです。

河童は日本に伝わる想像上の妖怪で、水界に棲むとされます。

水かきのついた手足で泳ぎ、人や動物を水中に引きずり込んでしまうこともあります。

泳ぎが上手な人のことを河童と表現したりもします。

そのような泳ぎが上手な河童でも、川の流れによっては押し流されてしまうこともあるといっているのです。

日本に伝わる民話の中には、河童が川で泳いでいたところ、大雨によって増水し流されてしまったという話があります。

その民話が河童の川流れの元になっています。


「猿も木から落ちる」とは?

猿も木から落ちるとは、どんな名人でも時には失敗することがあるという意味のことわざです。

猿は木登りが得意な動物で、落ちるようなことは滅多にありません。

しかし、木登りが得意な猿でも時には失敗して落ちてしまうことがあります。

猿も木から落ちるは、得意になって油断しないようにという戒めの意味で使われることが多いです。


「河童の川流れ」と「猿も木から落ちる」の違い

河童の川流れも猿も木から落ちるも、その道の名人でも時には失敗することもあるという意味のことわざです。

意味はほぼ同じですが、猿も木から落ちるの方が得意になって油断しないようにという戒めのニュアンスが強く含まれています。

また、河童の川流れや猿も木から落ちると似たことわざに弘法にも筆の誤りというのがあります。

弘法にも筆の誤りは上司など目上の人にも使えることわざで、河童の川流れや猿も木から落ちるは目上の人には使用することはできないことわざです。

まとめ

河童の川流れと猿も木から落ちるは、どちらもその道の名人でも時には失敗することもあるという意味のことわざです。

同じ意味で使われています。

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