日本語には、会話をスムーズに進めるための表現がたくさんあります。
その一つが「そうなんですね」というものです。
それでは、この「そうなんですね」とはどういう意味でしょうか。
また、「そうだったんですね」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「そうなんですね」と「そうだったんですね」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そうなんですね」とは?
「そうなんですね」とは、相手の話にあいづちを打つ時に一般的に使用される言葉です。
本来は「そうなのですね」が正しく、相手の話に対して「ちゃんと聞いていますよ」ということを伝える意味があります。
「そうだったんですね」とは?
「そうだったんですね」とは、相手の話にあいづちを打つ時に一般的に使用される言葉です。
本来は「そうであったのですね」が正しく、この表現はそこから崩れた言い方になります。
「そうなんですね」と「そうだったんですね」の違い
「そうなんですね」と「そうだったんですね」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、相手の話に対してあいづちを打つときに使用する言葉であることは同じですが、若干のニュアンスの違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、単に相手の話を聞いていることを表現しているのが「そうなんですね」絵あり、相手の言っていることに対して驚いているニュアンスを含むのが「そうだったんですね」となります。
つまり、「そうだったんですね」の方が、大袈裟な言い方になるということです。
「そうなんですね」の例文
・『そうなんですね、それでは来週にしましょう』
・『そうなんですね。かけそばが100円なんて安いですね』
「そうだったんですね」の例文
・『横浜にお住まいなのですか、そうだったんですね』
・『そうだったんですね、では私の勘違いでした』
まとめ
この記事では、「そうなんですね」と「そうだったんですね」の違いを、解説してきました。
日本語のあいづちの言葉はたくさんあります。
その中でも、この2つのような表現を適切に使えることが、ビジネスの会話を膨らませることができる秘訣であると主張している人もいるようです。
そうとばかりは言えませんが、これらが重要な表現であることは間違いないでしょう。