この記事では、「伴う」と「関する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「伴う」とは?
「伴う」は「ともなう」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「一緒について行く・連れて行く」という意味です。
2つ目は「あるものごとに付随して、別のものごとが生じること」という意味です。
3つ目は「2つのものの釣り合いが取れる」という意味です。
4つ目は、「ある事柄が、同時に2つの面を併せ持つこと」という意味です。
「伴う」の言葉の使い方
「伴う」は動詞として「伴う・伴った」として使われたり、副詞として「伴って進む」などと使われます。
「伴」は「人」+「半」で成り立っている語で、「人と半分に分け合うこと」という意味から「友」という意味を持ち、「とも」に接尾辞「なう」を付けて「ともなう」という読み方になりました。
基本的に、「一緒について行くこと」転じて「付随して生じること」に使われる言葉です。
「関する」とは?
「関する」は「かんする」と読みます。
意味は「ある事柄とつながりがあること」で、あることと深くかかわりあいがある様子を表します。
「関する」の言葉の使い方
「関する」は動詞として「関する・関した」と使われたり、副詞として「そのことに関して話す」などと使われます。
「関」という漢字は「門を合わせ閉じる」という意味を表し、ここから「閉ざされた場所」「かかわる」という意味で使われる様になりました。
基本的に、「ある事柄とつながりがある様子」に使われる言葉です。
「伴う」と「関する」の違い
「伴う」は「一緒について行くこと」転じて「付随して生じること」という意味です。
「関する」は「ある事柄とつながりがある様子」という意味です。
「伴う」の例文
「伴う」の例文は以下の通りです。
・『危険が伴う仕事をする』
・『現地の通訳を伴って調査する』
・『仕事に収入が伴わない』
「関する」の例文
「関する」の例文は以下の通りです。
・『商品に関する知識が豊富だ』
・『君に関する良くない噂がある』
・『中国史に関する書物を読む』
まとめ
今回は「伴う」と「関する」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。