この記事では、「媒体社」と「代理店」の違いを分かりやすく説明していきます。
「媒体社(ばいたいしゃ)」とは?
「媒体社」とは、「自社のメディアを運営、発行している会社」のことです。
「媒体社」は以下の3種類に分類されます。
1つ目は新聞やテレビ、雑誌、ラジオなどの「マスメディア」に分類される「媒体社」です。
「マスメディア」の代表的な企業には日本経済新聞社や産経新聞社、集英社や講談社、日本テレビ、フジテレビジョン、ニッポン放送、TOKYO-FMなどがあります。
2つ目はGoogleなどの検索エンジンや企業のウェブサイトなどの媒体を提供する「インターネットメディア」に分類される「媒体社」です。
「インターネットメディア」の代表的な企業にはGoogleやYahoo!、ぐるなびやスマートニュースなどがあります。
そして、3つ目は特定のユーザーをターゲットにした広告を出稿できる「SP(セルフプロモーション)メディア」に分類される「媒体社」です。
先に挙げた「マスメディア」と「インターネットメディア」に当てはまらないものを「SPメディア」と呼び、例としては、会員誌広告やダイレクトメール、折り込みチラシや看板広告などが該当します。
「代理店(だいりてん)」とは?
「代理店」とは、「ある企業や団体から委託を受け、代わりに取引や仲介を行う会社、店舗、個人」を意味する言葉です。
企業に代わって、顧客へ販売活動を行い、企業と顧客を繋げるのが「代理店」の担う役割になります。
したがって、「代理店」が直接顧客と契約を結ぶことはありません。
「代理店」には色んな種類の形態があり、代表的なものでは、代理店本部と顧客を仲介し、販売手数料を得る「代理店(販売代理店)」、代理店本部から仕入れた商品を顧客に販売する「販売店(ディストリビューター方式)」、サービスや商品の取次のみを代理する「取次店」などが挙げられます。
「媒体社」と「代理店」の違い
「媒体社」と「代理店」の違いを、分かりやすく解説します。
「媒体社」は「メディアを自ら運営、発行している会社」のことです。
対して、「代理店」は「他の企業などから委託を受け、委託元に代わり取引や仲介を行う会社、店舗、個人」のことを指します。
まとめ
自らのメディアを運営している会社が「媒体社」、他の企業から委託された取引や仲介を行う会社、個人などが「代理店」ということでした。