この記事では、「物質量」と「質量」の違いを分かりやすく説明していきます。
「物質量(ぶっしつりょう)」とは?
「物質量」とは、「物質の量を、その物質を構成する単位粒子(分子や原子)の数によって表した数値」であり、単位は「モル」です。
「物質量」を英訳すると“amount of substance”になります。
具体的な例として、水はH2Oという分子が集まって構成されている化合物です。
「物質量」はこの物質を構成している分子や原子の個数を数えることによって把握するということなのです。
「物質量」の使い方
「物質量」は名詞として使われています。
「質量(しつりょう)」とは?
「質量」には以下の意味が含まれています。
・「物体の慣性の大きさを表す量」や「重力を生じさせる原因となる量」 ・「物の重さ」や「重量」 相対性理論において、「質量」はエネルギーの形態の一種とされ、単位は「キログラム」や「トン」、「匁(もんめ)」、「カラット」などで表されます。
「質量」の使い方
「質量」は名詞として使われています。
「物質量」と「質量」の違い
「物質量」は「物質の量を、その物質を構成する単位粒子(分子や原子)の数によって表した数値」のことであり、単位は「モル」で表記されます。
対して、「質量」は「物体の慣性の大きさを表す量」や「重力を生じさせる原因となる量」、「物の重さ」や「重量」を意味する言葉であり、単位は「キログラム」や「トン」などで表記されます。
「物質量」の例文
・『含有されている炭素の物質量を算出していみる』
「質量」の例文
・『この惑星の質量は地球の3分の1に匹敵するようだ』
まとめ
「物質量」は「物質の量を、その物質を構成する単位粒子(分子や原子)の数によって表した数値」を意味する言葉です。
対して、「質量」は「物体の慣性の大きさを表す量」や「重力を生じさせる原因となる量」、「物の重さ」や「重量」を意味する言葉でした。
定義のほか、単位表記も「物質量」は「モル」、「質量」は「キログラム」や「トン」などが用いられます。