「リーク」と「ネタバレ」にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「リーク」と「ネタバレ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リーク」とは?
「リーク」とは、「情報を外部に漏らすこと」を意味する言葉です。
秘密にしておかなければいけない内部情報を秘密にふれる資格のない者に漏らして外部に流出させることを目指します。
一般的には報酬に対する見返りとして情報を渡すような意図的な情報流出を指しますが、廃棄した資料から情報が漏れるなど意図しない形での情報流出も「リーク」に含まれます。
内部情報の中でも外部に漏らしてはいけない秘密や機密を漏らすことを指し、誰もが知っている秘密ではない情報を外部に流出させたとしても「リーク」とはいいません。
「ネタバレ」とは?
「ネタバレ」とは、「ストーリーの結末や物語の展開など重要な部分を明かすこと」を意味する言葉です。
推理小説の犯人をばらしたりクイズの答えを教えたりなど、秘密や謎といった不明瞭な状態で楽しむべき内容を作品にふれる前の段階で明らかにしてしまうことを指します。
まだ作品を読んでいない人にストーリーの重要部分を先に話すなど意図的な行為だけでなく、録画中継を見る前にスポーツニュースで試合を知ってしまうなど不可抗力による結末の暴露も「ネタバレ」の一種です。
「リーク」と「ネタバレ」の違い
「リーク」と「ネタバレ」の違いを、分かりやすく解説します。
「リーク」と「ネタバレ」の違いは「機密性」です。
「リーク」は内部情報の外部流出を意味する言葉で、秘匿されるべき機密事項を思惑に反して外部に漏らす行為を指します。
「ネタバレ」は主に作品のうち物語の重要部分に関する内容が明らかになることを意味し、明かさないでおくことがマナーではあるものの作品を鑑賞した人全員が知り得る情報なので特に機密ではありません。
関係者しか知らない情報の外部流出が「リーク」で、作品にふれた人ならわかる情報の公開が「ネタバレ」という違いでも区別できます。
まとめ
「リーク」と「ネタバレ」はどちらも情報が明らかになることを意味する言葉ですが情報の種類や公開のプロセスが違います。
明確に区別して使われる言葉なので知っておきましょう。
