「ツートンカラー」と「バイカラー」は似たような意味で使われる言葉ですがどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「ツートンカラー」と「バイカラー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ツートンカラー」とは?
「ツートンカラー」とは、「2色を並べた配色」を意味する言葉です。
2種類の色があるさまを指します。
一般的には人の意志によって意図的に2色を配色した時に使うことが多く、白と黒の2色を使った洋服や赤と青の2色でコーディネートされた壁紙など見た目を彩るデザイン目的での2色使いを表します。
「バイカラー」とは?
「バイカラー」とは、「2種類の色があること」を意味する言葉です。
そのものに色が2種類あるさまを表します。
「バイカラー」の「バイ」は「2つの」という意味を持つ英語の接頭語「bi」のことです。
2つの車輪を持つ乗り物を「bicycle」2つの言語を話せることを「bilingual」というように、1つではなく2つであることを指す言葉です。
「バイカラー」はカラーが2つである様子を表します。
「ツートンカラー」と「バイカラー」の違い
「ツートンカラー」と「バイカラー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ツートンカラー」と「バイカラー」はどちらも2種類の色が配色されているさまを表す言葉で基本的に意味は同じです。
「ツートンカラー」は同系統の2色の組み合わせも含むのに対し「バイカラー」は補色などはっきりと違いがある2色の組み合わせに対して使うことが多い、という違いがあります。
「ツートンカラー」は洋服やインテリアなど人が意図的に配色した組み合わせの2色を指す時に使うことが多く、自然な2色に対してはあまり使いません。
人が手を加えることなく2種類の色が発色している宝石など自然な2色は「バイカラー」と表現します。
「ツートンカラー」の例文
・『白いシャツに黒いズボン合わせたツートンカラーのコーディネート』
・『茶と金のツートンカラーで髪を染める』
「バイカラー」の例文
・『アメジストとトルマリンのバイカラーペンダント』
・『バイカラーの宝石はとても数が少ない』
まとめ
「ツートンカラー」と「バイカラー」はほぼ同じ意味ですがニュアンスが異なります。
微妙な違いを理解して使い分けましょう。
