前文に対して条件を付けたり補足、逆説、例外を述べる時に使う接続詞には「ただ」や「ただし」があります。
この記事では、「ただ」と「ただし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ただ」とは?
「ただ」は漢字で「只」や「唯」と書く言葉であり、様々な意味を持っています。
副詞として使われる「ただ」は特定の行為のみすることや数量が少ないことを表す時に使います。
接続詞としての「ただ」は前文に対して条件や保留を付ける時に使う言葉であり、文頭に使うことが可能です。
「ただ」はこれ以外にも名詞として普通である様や無料を示す時に使うことが可能です。
「ただし」とは?
「ただし」は漢字で「但し」と書く言葉であり、前文に対して補足や逆説、例外を述べる時に使います。
「ただし」はこれ以外にも推量を表現する場合や別の事柄を並列させる時にも使うことが可能です。
条件や補足、例外などを記述したものを表す言葉には「ただし書き」があり、基本的には「但し書き」という漢字を使います。
「ただし」は接続詞として様々な文章や会話で使われています。
「ただ」と「ただし」の違い
この2つはどちらも前文の内容に付け加える時に使う接続詞として有名です。
「ただ」は接続詞以外にも平凡である様や無料を表す時にも使うことが可能です。
「ただし」は企保的に接続詞として使われる言葉であり、補足や条件を記載したものは「但し書き」と呼ばれています。
「ただ」の例文
・『今思うとただ彼女の愛情が欲しかっただけなのかもしれない』
・『ただひたすらに修行に打ち込むことで、彼は雑念を取り払った』
「ただし」の例文
・『ただし、交渉には1つ条件があります』
・『工事現場に貼られている但し書きを読んだので、事故を防げました』
まとめ
「ただ」と「ただし」はどちらも前文に対して条件や補足を付け加える時に使います。
「ただ」は普通であることや無料を示す名詞としても使うことが可能です。