「今般」と「この度」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「今般」と「この度」の違いとは?違い

この記事では、「今般」「この度」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「今般」とは?

この度、今回という意味がある言葉が「今般」【こんぱん】です。

たった今、現在や未来を指す「今」と物事を意味する「般」を掛け合わせ、決まった内容を上司や目上の人へ丁寧に伝えます。

意味としては、今回やこの度といったように使われている言葉です。

「今般の問題は解決した」というように、最近起きた課題がどのようになったか状況を説明するとき使います。


「この度」とは?

今回、何がどのようになったか上の者に伝えるとき使うのが「この度」【このたび】です。

「この度、無事に議決しました」と、たった今決まった内容を職場の人へ伝えられる言葉になります。

「この度、機能が使いやすくなりました」といったように、具体的に今回どうなったか客や伝えるべき人にも分かりやすく何があったか丁寧な言葉で話ができるわけです。


「今般」と「この度」の違い

「今般」「この度」の違いを、分かりやすく解説します。

今回という意味がある「今般」は、「この度」を少し堅苦しく言い表す言葉です。

「今般制定された法律について」といったように、役所や法律が関わる所の文章を書くとき、このような問題が定義されたと具体的に伝えるとき使われています。

もう一方の「この度」「今般」よりも分かりやすく、一般向けに内容を述べるため使う言葉ですが、今回このような流れになったと職場や学校、公共の場で使われているのが違う点です。

「今般」の例文

・『今般の結果を踏まえて、次回は国民の意見も踏まえて議論する』
・『今般可決された課題について、社長にも詳細に内容を報告した』

「この度」の例文

・『この度、今月いっぱいで商品開発から手を引くことになりました』
・『この度の問題を踏まえて、快適な空間を提供するために改善します』

まとめ

同じ意味を持つ言葉ではあっても、場面によって使い方を変えればより改まった言い方になると覚えて、自分なりに使い分けてみるといいでしょう。

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