この記事では、「早めに」と「お早めに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「早めに」とは?
決まった時刻や時期よりも多少早いこと、またそのさまという意味です。
この意味では「早めに家を出る」のような使い方をします。
会社に行くために、いつもは家を8時に出ているとします。
しかし、今日は雨が降っていて駅につくまでに時間がかかりそうなので、いつもよりも多少早い時間、7時45分に家を出ることにしました。
このような、決まった時刻や時期よりも多少早いことをいいます。
多少早いとは、何分、何時間、何日という定義はありません。
「お早めに」とは?
決まった時刻や時期よりも多少早いこと、またその様という意味です。
「お」を使って丁寧な表現にしています。
この言葉は「お早めにお召し上がりください」のような使い方をします。
ある食べものの賞味期限が1週間後です。
すぐに食べものがダメになってしまうのではありませんが、賞味期限よりも多少早く食べると、おいしく食べることができます。
この例の場合だと、「決められている時点よりも少し前に」という意味でこの言葉を用いています。
丁寧な表現をしているので、自分の行為に対して使うことはありません。
「お早めに家をでる」という使い方はしないのです。
「早めに」と「お早めに」の違い
「早めに」と「お早めに」の違いを、分かりやすく解説します。
決まった時刻や時期よりも多少早いこと、またそのさまという意味は同じですが、使い方に違いがあります。
後者は「お」を使って丁寧な表現にしており、他人の行為に対して使うことが一般的です。
「お早めにお申し込みください」「お早めにお召し上がりください」のような使い方をします。
前者は自分の行為にも、他人に行為にも使うことができます。
「苗を早めに植え付けする」「不調のケアを早めにする」のような使い方をします。
まとめ
同じ意味を持っている2つの言葉ですが、使い方に違いがあります。
