「黒大豆」と「黒豆」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「黒大豆」と「黒豆」の違いとは?違い

近年ではそら豆などの黒豆も登場。

黒大豆との違いとは?

この記事では、「黒大豆」「黒豆」の違いを分かりやすく説明していきます。

「黒大豆」とは?

大豆の1種類であり、見た目の通り黒い事からその名前で呼ばれます。

別名ブドウ豆とも呼ばれていますが、本家本元の黒紫系のブドウと同じくアントシアニンが豊富に含まれているのが、表皮が黒い理由だと言えるでしょう。

有名なのは兵庫県京丹波町名産、丹波の黒豆で古来が名が通る“丹波黒”はその代表格とも言えます。

近年では旧来の食べ方以外にも黒枝豆の出荷が初秋〜中秋の短い期間にされ、そちらを目にする機会も多くなったのではないでしょうか。


「黒豆」とは?

既に平安時代には上記の黒大豆が栽培されていた事は文献に史料として残されています。

「黒大豆」とは全く同じものですが、どちらかといえば料理名として浸透している事の方が強いと言えるでしょう。

好き嫌いの分かれるおせち料理の代表格でもありますが、その起源は江戸時代にまで遡ります。

1700年代前半に高級割烹かつ日本で初の会席料理を確立していくことになった八百善が考案したとのこと。

また近年では健康ブームの折に触れ、加工品として使用される場合にも黒豆○○と使われるのが一般的。

特に粉末にしてのコーヒー、お茶はもとより牛乳にそえるきな粉黒豆は血糖値の抑制効果があるとされ、ポピュラーだと言えるでしょう。


「黒大豆」と「黒豆」の違い

「黒大豆」「黒豆」の違いを、分かりやすく解説します。

基本的に両者は同じ物ですが、言葉として使われるシチュエーションが違うと言っていいでしょう。

野菜としてもしくは品種、単体で呼ばれる場合に「黒大豆」と呼ぶ事が多く、料理を含めて加工、調理する場合には「黒豆」と呼ばれる事が圧倒的だと言えるでしょう。

昨今では多様化につき他品種の豆で料理としての「黒豆」が作られる事もあります。

このため「黒大豆」=「黒豆」なのは当たり前でしたが、○○の「黒豆」と呼ばれる事も増えてきたと言えるでしょう。

まとめ

「黒大豆」「黒豆」は同じ物です。

ただしシチュエーションによって使われ方が違うのは間違いないでしょう。

特に「黒豆」という呼び名を使う場合には鞘から取り出した調理、加工した状態の豆を指す事がほとんどです。

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