この記事では、「困る」と「困っている」の違いを分かりやすく説明していきます。
「困る」とは?
物事をどう処理してよいのか悩む、つらい状態で苦しむ、不都合である、という意味です。
たとえば、「今日中に○○をしてください」とお願いをされたとします。
そのようなことを急にいわれても、すぐに対応をすることができません。
どう対処したらよいのか悩んでしまいます。
この状態を「急にいわれても困る」と表現します。
今度は子どもの食事についてで説明をします。
ママは早く食事の片づけをしたいと思っています。
しかし、子どもがなかなか食べ終わらないので、食器を洗うことができません。
この状態を「なかなか片付けられなくて困る」といいます。
「困っている」とは?
物事をどう処理してよいのか悩んでいる、つらい状態で苦しんでいる、という意味です。
「ている」は現在の状態を表します。
つまり、今「困る」という状態になっているのです。
たとえば、家に入ろうと思って鍵をカバンから取り出そうとしたところ、いくら探しても見つからず、家の中に入れなかったとします。
家の中には誰もいません。
家に入るためには、家族の誰かが帰ってくるまで待っている必要があります。
長時間家の中に入れないと、どうしたらよいのか悩んでしまうし、つらいです。
今のこの状態をいいます。
「困る」と「困っている」の違い
「困る」と「困っている」の違いを、分かりやすく解説します。
物事をどう処理してよいのか悩む、つらい状態で苦しむ、という意味を持つ点は同じです。
違いは、今その状態であるのか、そうでないのかということです。
前者は、今その状態でないときでも使うことができます。
「明日晴れてくれないと困る」のような使い方です。
後者は、今その状態でいます。
「クローゼットの中がいっぱいで物の置き場所に困っている」のような使い方をします。
まとめ
今その状態であるのか、そうでないのかという点に違いがあります。