この記事では、「コケモモ」と「クランベリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コケモモ」とは?
コケモモとはツツジ科のスノキ属に属する植物とその果実のことをいい、リンゴベリーと呼ばれることもあります。
北欧などの森林地帯に分布していて、フィンランドではプオルッカと呼ばれます。
また、日本にも自生していますが、高山植物なのであまり見かけることはありません。
コケモモの果実は赤く、食用としても用いられます。
栽培されることはなく、野生のものをジャムやコンポート、果実酒などにすることが多いです。
コケモモを使ったスイーツ等もあります。
「クランベリー」とは?
クランベリーもツツジ科スノキ属に属する植物とその果実で、ツルコケモモに分類されます。
クランベリーの果実は栄養価が高く、ポリフェノールやビタミンE、ペクチン等の栄養素が豊富に含まれています。
酸味が強いのでそのまま食べることはあまりありませんが、ジャムやジュース等に加工されて食べられています。
クランベリーから作るクランベリーソースは、アメリカやカナダの感謝祭には欠かせない食べ物です。
日本でもクランベリーを使ったお菓子やパン、ケーキ等が販売されています。
「コケモモ」と「クランベリー」の違い
コケモモもクランベリーもツツジ科スノキ属に属しています。
果実はどちらも赤い実をしていて食用になりますが、違う種類の植物になります。
クランベリーはコケモモではなく、ツルコケモモに分類されます。
日本で馴染みがあるのはクランベリーの方で、アメリカ等から輸入されてもいます。
乾燥したものや冷凍したもの等が輸入されていて、お菓子やパンなどの材料として用いられます。
まとめ
コケモモとクランベリーはツツジ科スノキ属に属していることは共通しています。
クランベリーはツルコケモモに分類されるので、コケモモとは違う種類になります。
日本で食べられることが多いのはクランベリーの方です。