「醍醐味」と「持ち味」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「醍醐味」と「持ち味」の違いとは?違い

この記事では、「醍醐味」「持ち味」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「醍醐味」とは?

自分が行なうことで1番面白いと思うことを「醍醐味」【だいごみ】といいます。

例えば、料理するうえでの面白さは自分なりに味を変えて作れるところを意味しているのです。

1番深い味わいや、おもむきでもあります。

風情でもあり、奥深さをといったものでもあるわけです。

元々は牛乳から出る1番良い食べ物を指す「醍醐」という仏教からきていて、ここから深く、人に誇れる味がある物を取り上げるときに使われるようになりました。


「持ち味」とは?

素材が持つ最初から備わっている甘さや美味しさを「持ち味」【もちあじ】といいます。

例えば、壷であれば艶、形などその作品が持つ趣【おもむき】を指すのです。

このようなところから、その人が持つ個性や磨かれた芸でも人に自慢できる優れたものは、誰にも真似できない魅力として人に自慢できる「持ち味」になります。


「醍醐味」と「持ち味」の違い

ここでは「醍醐味」「持ち味」の違いを、分かりやすく解説します。

物事の中でも本当に楽しいと思うことを「醍醐味」といい、とても面白いと思うところを取り上げます。

「○○の醍醐味」といった使い方して、いかに自分が面白いか焦点を当てて取り上げる言葉になるのです。

もう一方の「持ち味」は育った環境により身に付いた客観的な良い所を指します。

また、その味を磨いて活かせば、人には出せない個性ある味になりますし、魅力としてうまく発揮できるようになるのです。

「醍醐味」の例文

・『観光地の大醍醐は文化遺産と自然が織り成す光景だ』
・『芸能人の醍醐味は、多くの人に夢を与えるところだ』

「持ち味」の例文

・『彼女は革の持ち味を出せるように工夫して作る』
・『田舎ならではの素材を使った漬物を買った』

まとめ

「味」を使ってはいますが、どのように使いこなせばより良さを引き立たせて使える言葉になるか学び、使ってみるといいでしょう。

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