この記事では、「リテーナー」と「矯正マウスピース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リテーナー」とは?
リテーナーとは、矯正治療後の後戻りを予防するための装置のことをいいます。
矯正治療は歯並びを矯正する治療で、一定期間歯に矯正器具を装着して歯を移動し歯並びを整える治ものです。
矯正治療を終えた直後は歯が不安定な状態なので、元の状態に戻ってしまう後戻りが生じることがあります。
この後戻りを防ぐのがリテーナーで、不安定な歯を固定し、それを保つ装置になります。
マウスピース型やプレート型、ワイヤー型などがあります。
「矯正マウスピース」とは?
矯正マウスピースとは、歯の矯正治療に使われるマウスピースのことをいいます。
矯正治療ではワイヤーを取り付けるワイヤー矯正が主流でしたが、近年はマウスピースを使った矯正治療が増えています。
矯正マウスピースは透明で、一定期間歯に装着したら新しいマウスピースに交換することで徐々に歯を移動させていくものです。
透明なので目立ちにくく、自分で取り外しができます。
ただし、1日あたり20時間以上装着しておく必要があります。
「リテーナー」と「矯正マウスピース」の違い
リテーナーも矯正マウスピースも歯並びの矯正に使う装置ですが、使用する時期や使用する目的に違いがあります。
リテーナーは矯正治療後に使用するもので、歯の後戻りを防ぐ目的で使用します。
歯並びを固定することはできますが、歯を移動させる力はありません。
それに対して矯正マウスピースは、矯正治療そのものに使用する装置です。
歯を移動させ正しい歯並びに導くために使用します。
それからリテーナーには、マウスピース型以外にもプレート型やワイヤー型等があります。
まとめ
リテーナーは歯並びの矯正治療後に使用するもので、後戻りを防ぐ目的で使用します。
矯正マウスピースは、歯を移動させ歯並びを良くする目的で使用するものです。
