この記事では、「この場を借りて」と「この場をお借りして」の違いを分かりやすく説明していきます。
「この場を借りて」とは?
「この場を借りて」とは、「自分のために用意されたのではない場面を利用して、自分の用事を済ませることに断りを入れる表現」です。
本来、他人が提供する場で、自分が伝えたいことの対象者がその場にいる時に、ついでに伝達して用事を済ませることを前もって伝える表現です。
「この場を借りて」の言葉の使い方
「この場を借りて」はビジネス用語・マナー用語として使われます。
「この場」は「大勢が集まっている会場など場」という意味、「借りて」は「他人のものを一時的に自分のものとして使うこと」という意味、「この場を借りて」は「他人が提供した集まりの場を、一時的に自分の用事に使うこと」になります。
下で紹介する「この場をお借りして」と同じ意味ですが、敬語表現ではありませんので、主催者や参加者が親しい関係の人ばかりの時に使われます。
「この場をお借りして」とは?
「この場をお借りして」とは、「自分のために用意されたのではない場面を利用して、自分の用事を済ませることに断りを入れる丁寧な表現」です。
自分が用事を済ませようとしている場の提供者や、参加者をよりうやまう表現です。
「この場をお借りして」の言葉の使い方
「この場をお借りして」は、ビジネス用語・マナー用語として使われます。
「お借りして」は「借りて」の敬語表現で、その場にいる人への敬意を表します。
上で紹介した「この場を借りて」と意味は同じですが、よりあらたまった場面で使われます。
「この場を借りて」と「この場をお借りして」の違い
「この場を借りて」は「他人が提供した集まりの場を、一時的に自分の用事に使うことに断りを入れる表現」です。
「この場をお借りして」は「他人が提供した集まりの場を、一時的に自分の用事に使うことに断りを入れる敬語表現、よりあらたまった場面で使われる」です。
まとめ
今回は「この場を借りて」と「この場をお借りして」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。