「汎用性が高い」と「汎用性が低い」はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「汎用性が高い」と「汎用性が低い」の違いを解説します。
「汎用性が高い」とは?
「汎用性が高い」とは、「1つの用途に限定されずいろいろな用途に使えること」を意味する言葉です。
「汎用性が高い」の使い方
用途が幅広くいろいろ使えることを「汎用」といいます。
ある物事が帯びている汎用の性質のことを「汎用性」といい、さまざまな使い方で使える用途の幅広さのことを「汎用性が高い」と表現します。
「汎用性が低い」とは?
「汎用性が低い」とは、「複数の用途で使えず特定の用途に限定されること」を意味する言葉です。
「汎用性が低い」の使い方
道具や設備の中には特定の用途に特化したものがあります。
ある目的にはとても役立つがそれ以外の用途にはほとんど使えない、使い回しや応用がきかないさまのことを「汎用性が低い」と表現します。
いろいろな用途に使えないからといって必ずしも悪いことではありません。
特定の目的で作られた道具はその目的に使えれば役割を果たしていることになるため「汎用性が低い」ことと物事の価値は無関係です。
「汎用性が高い」と「汎用性が低い」の違い
「汎用性が高い」と「汎用性が低い」の違いは「用途の多様性」です。
ひとつの用途に限らず多くの用途で使えることを「汎用性が高い」といい、多くの用途には使えず限られた用途にのみ使えることを「汎用性が低い」と表現します。
刃のほか栓抜きやヤスリなどが内蔵された十徳ナイフは多くの用途に使える「汎用性が高い」ツールで、ネジを回すだけのドライバーは「汎用性が低い」ツールです。
「汎用性が高い」の例文
・『汎用性が高いので1つあれば十分だ』
・『地面に敷いたり風をしのいたりなどビニールシートは汎用性が高い』
「汎用性が低い」の例文
・『独自規格なので汎用性が低い』
・『汎用性が低い分だけ性能は高い』
まとめ
「汎用性が高い」と「汎用性が低い」は用途の幅広さで区別されます。
優劣ではなく性質の違いを表している言葉なので使い方に注意しましょう。