この記事では、「宮古そば」と「沖縄そば」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「宮古そば」とは?
宮古島が初となる麺料理を「宮古そば」【みやこそば】といいます。
麺の下にはかまぼこと三枚肉が入っている独特な盛り付け方が個性的な料理です。
細いうどんのように白く、縮れていない麺は喉越しがすっきりしています。
汁はお湯のごとく無色透明で、後味が良い料理です。
油で処理してからお湯で茹でた後に置いたものを使い、スープをたっぷりかけて刻んだ葱を彩りに盛り付けます。
タンパク質が11%、灰分が0. 42%の小麦粉で、34から36%の水に国産の食塩をボーメ10度以下を加えて宮古島で作られているのが正式な「宮古そば」と呼ぶのです。
「沖縄そば」とは?
そばとはいっても蕎麦の粉は入れず、小麦粉と灰汁を入れて混ぜ合わせた素材を打って作った麺料理が「沖縄そば」【おきなわそば】といいます。
汁は基本和風味であり、麺は太くて食べ応えがあり、盛り付けはかまぼこと肉、葱といった彩りを考えて上にのせるわけです。
今でこそ県民の味として知られるそばですが、その昔は中国より伝わった麺料理であり、琉球王国では海外から来た客に出す料理でした。
現在では麺にかんすいを使い、盛り付けは紅生姜や小ねぎ、島唐辛子で作られたコーレーグスを盛るのが一般的です。
「宮古そば」と「沖縄そば」の違い
「宮古そば」と「沖縄そば」の違いを、分かりやすく解説します。
麺は30分ほど熟成させてから2分茹でて、油処理するのが正式に「宮古そば」と認められています。
茹でるときの水は9程度のPHにし、具隠れとしてかまぼこや三枚の肉をおいた上に麺をのせて薄い味付けのスープをかけた後、葱を盛れば完成です。
平麺で色は白く、汁は鰹が8、豚のダシが2割入れたものに塩入れて味を付けます。
もう一方の「沖縄そば」は「うちなーすそば」とも言う代表的な郷土料理です。
琉球そばとも呼ぶ麺料理であり、麺は太く、具材は麺の上に彩りよく盛り付けます。
コーレーグスや紅生姜をのせるところが「宮古そば」とは違う点です。
まとめ
沖縄にも場所によっては呼び方が違う麺料理がいくつかあり、麺の太さや盛り付け方に違いがあります。
どの点が異なるか画像を見たり、店で食べてみるといいでしょう。