自動車のエンジンオイルには「化学合成油」と「鉱物油」があります。
この2つはそれぞれどんなオイルで何が違うのでしょうか。
今回は、「化学合成油」と「鉱物油」の違いを解説します。
「化学合成油」とは?
「化学合成油」とは、「不純物が少ない高品質のオイル」です。
「化学合成油」の使い方
原油を丁寧に精製し不要な成分や異物を徹底的に除去した純度の高いオイルです。
エンジンオイルとしての品質は最高クラスで外気温に関わらずエンジンの始動性が高く無駄な蒸発も抑えられます。
劣化にも強く高級車やレース車、長距離運転する車などエンジンに負担をかけたくない車に向いているオイルです。
「鉱物油」とは?
「鉱物油」とは、「原油を精製したオイル」のことです。
「鉱物油」の使い方
原料となる原油を一般的な方法で精製し作られたオイルを指します。
エンジンオイルとしては標準的な品質のオイルで最も広く使われています。
エンジンオイルとしての性能や耐久性は標準的で、通常利用する車なら何の問題もなく使えます。
「化学合成油」と「鉱物油」の違い
「化学合成油」と「鉱物油」の違いは「精製度」です。
どちらも原油を精製して作るオイルですが「化学合成油」はできるだけ不純物が少なくなるよう高度な技術で何度も精製するのに対し「鉱物油」は標準的な精製方法で作ります。
高純度の「化学合成油」はエンジンオイルとしての性能や耐久性に優れますが手間をかけて作る分だけ価格が高い高級オイルです。
「鉱物油」は性能や耐久性は標準的で価格が安く一般車用に向いています。
「化学合成油」の例文
・『レーシングカーには化学合成油を使う』
・『化学合成油はコストがかかる』
「鉱物油」の例文
・『普通車なら鉱物油のエンジンオイルで十分だ』
・『鉱物油はこまめに交換する必要がある』
まとめ
「化学合成油」と「鉱物油」は品質と価格が異なります。
オイル交換する車に合わせてふさわしいオイルを選んでください。
