「情勢」と「状況」の違いとは?分かりやすく解釈

「情勢」と「状況」の違いとは?違い

この記事では、「情勢」「状況」の違いを分かりやすく説明していきます。

「情勢」とは?

情勢は、じょうせいと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、物事の実際の有様といった意味の情の漢字に、物事の成り行きやいきおいといった意味がある勢の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ情勢は、変化して行く物事のその時々の様子を表すのです。


「情勢」の言葉の使い方

情勢は、今後どうなって行くかという状況の流れや方向といった意味に使われる言葉となっています。

ただし情勢は、国や世界といった様に大局的に物事を見る場合に、使用される言葉です。


「状況」とは?

状況は、じょうきょうと読むべき言葉となっています。

文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、物事の様子といった意味を持つ状の文字に、様子や有様といった意味を有する況の漢字を付け加える事により完成した言葉です。

以上の事から状況は、変化する物事のその時々の様子といった意味を示します。

「状況」の言葉の使い方

状況は、変化して行く物事のその時々に見せる有様、といった意味の言葉として用いられているのです。

もっとも状況は基本的に、身の回りといった規模の小さな物事に対して使用される言葉となっています。

「情勢」と「状況」の違い

情勢と状況の漢字表記を並べれば、使用している漢字は全然違う事に気付く事が出来るのです。

所がどちらも、変化する物事のその時々に見せる様子、といった同じ様な意味を表現する言葉同士である点が、ややこしかったりします。

とはいえ用途の仕方に違いがあり、情勢は世界や国家といった、物事を大きく見渡した場合にその様な意味を表すのです。

一方の状況は、個人の回りといった小規模な範囲の変化を示します。

まとめ

2つの言葉は使われている漢字は全然違うものの、共に移り変わる物事のその時々の有様といった、同じ意味を所有しているのです。

ですが同じ意味でも使い方に相違点が見られ、情勢は国家や世界といった様に、物事を大局的に見る時に使うべき言葉となっています。

対する状況は自分の周囲といった、限定的な範囲に対して用いる言葉です。

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