この記事では、「運びとなります」と「運びとなりました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「運(はこ)びとなります」とは?
まず、「運び」は「物をある場所から他の場所へ移すこと」、「足などの進め方や動かし方」、そして、「物事の進んでいく具合」、「運び具合」、「段取り」という意味も含まれています。
「なります」は「なる」をですます調にした敬語表現です。
「なる」には「物事ができ上がる」や「実現する」、「成就する」、「今までと違った状態や形に変わる」など多くの意味を表します。
したがって、「運びとなります」は「段取りとなる」というニュアンスを表す敬語表現になります。
「運びとなります」の使い方
「運びとなります」は段取りの内容を前に伴い「○○という運びとなります」や「○○の運びとなります」のように使われています。
「運びとなりました」とは?
「なりました」は「なる」の過去形である「なった」をですます調にした敬語表現になります。
したがって、「運びとなりました」は「段取りとなった」というニュアンスを表す敬語表現になります。
「運びとなりました」の使い方
「運びとなりました」は段取りの内容を前に伴い「○○という運びとなりました」や「○○の運びとなりました」のように使われています。
「運びとなります」と「運びとなりました」の違い
「ある段取りになる」という意味を表す敬語表現が「運びとなります」であり、その「運びとなります」を過去形にした敬語表現が「運びとなりました」です。
「運びとなります」の例文
・『以後はあちらの窓口で手続きしていただく運びとなります』
・『インターネットを使ってご自身で登録していただく運びとなります』
「運びとなりました」の例文
・『こちらの作品ですが、諸事情により公開延期となる運びとなりました』
・『本日リリース予定の本製品ですが、不具合を発見いたしましたので後日リリースする運びとなりました』
まとめ
「運びとなります」を過去形にした表現が「運びとなりました」ということでした。