「勇姿」と「雄姿」の違いとは?分かりやすく解釈

「勇姿」と「雄姿」の違いとは?違い

この記事では、「勇姿」「雄姿」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「勇姿」とは?

勇み立った行動を見せる人のことを「勇姿」【ゆうし】といいます。

周囲が怯むような恐ろしいことでも先頭に立ち、自分ひとりが犠牲になって行動する勇敢な姿を見せる者は実に人々へ勇気を与えるのです。

職場であれば周囲が恥ずかしいと感じることにも率先して実行したり、怖くても前に進む姿は勇ましく感じさせます。

この言葉は自然や乗り物ではなく、人間の姿に焦点を当てた言葉です。


「雄姿」とは?

姿は雄々しく、とても立派であると思うときに使うのが「雄姿」【ゆうし】です。

標高が高く、夕日に赤く染まる「雄姿のエベレスト」が見えるといったように、雄大な姿を表すとき使われています。

また、気合が入る人々の熱い意気込みが強く伝わる戦う姿勢が素晴らしいと思うとき使う言葉です。

男性だけではなく、堂々とした振る舞いを見せる女性の姿に感動したときも使います。


「勇姿」と「雄姿」の違い

ここでは「勇姿」「雄姿」の違いを、分かりやすく解説します。

人が怯むことなく勇ましい姿を見せるときに使うのが「勇姿」です。

いつ落ちて怪我するか分からないのに、怖がらず大木の上にまたがり、勇ましく大きな掛け声をかける男性の姿を指します。

もう一方の「雄姿」は山や谷といった自然や船などの物体に圧倒され、素晴らしい姿を見たとき感動する気持ちを表す言葉です。

「勇姿」の例文

・『怪我した人々の治療を率先して行う女医の勇姿に涙する』
・『だんじりの上で飛んで扇子を振る男性の勇姿に感動した』

「雄姿」の例文

・『女性だけで構成された応援団の熱き雄姿に感銘した』
・『吹雪の中で凛々しく聳え立つ八甲田山の雄姿が素晴らしい』

まとめ

似ている言葉を2つご紹介しましたが、どのように使うか調べて学び、どう感動したのか自分なりにうまく使い分けて伝えてみるといいでしょう。

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