「無菌」と「滅菌」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「無菌」と「滅菌」の違いとは?違い

「無菌」「滅菌」はウィルスや細菌対策に用いられる方法です。

この記事では、「無菌」「滅菌」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無菌」とは?

「無菌」とはあらゆる微生物が存在しない状態を示す言葉であり、この状態は様々なものに使われています。

「無菌」は育成可能な微生物が完全に存在しない状態であり、この状態を使用した有名なものには「無菌室」があります。

「無菌室」は医療設備や病院で使われており、主に感染予防の目的で使われるのが特徴です。

「無菌室」適応の病気には急性白血病や悪性リンパ腫、再生不良性貧血などがあります。


「滅菌」とは?

「滅菌」とは菌やウィルスをほぼ完全に死滅や除去する方法であり、こちらも様々な設備や商品に使われています。

「滅菌」は清潔な状態が必須な医療の場面から、日常的な生活用品など様々なものに使われています。

「滅菌」状態の定義は存在する微生物が100万分の1以下となっているのが特徴です。

このレベルの「滅菌」は医療機関や器具では可能ですが、人間が使うものや皮膚などの滅菌に関しては難しくなります。

人間の肌は常在菌など有益なものも存在しており、これごと「滅菌」するとかえって悪影響が出る可能性があります。


「無菌」と「滅菌」の違い

「無菌」は微生物が完全に存在しない状態を示す言葉であり、「滅菌」は菌やウィルスを死滅させたり除去することを示す言葉です。

「無菌室」は医療機関で使われる設備であり、感染予防が必要な症状や患者さんに使われています。

「無菌」の例文

・『患者はようやく無菌室から出られるようになった』
・『無菌状態を作り出す設備の工事が始まった』

「滅菌」の例文

・『滅菌ガーゼを大量に用意したおかげで、怪我人の処置が可能になった』
・『滅菌された部屋で実験します』

まとめ

「無菌」「滅菌」は清潔さが必要となる場面や機器、商品に施される方法です。

この2つの方法は医療機関や器具から、日常的な商品などに使われています。

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