この記事では、「タルボサウルス」と「ティラノサウルス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タルボサウルス」とは?
「タルボサウルス」とは約7000万年前にアジア大陸に生息していたティラノサウルス科の恐竜です。
モンゴルや中国のモンゴル付近にあたる地域から化石が発見されています。
ティラノサウルス科は獣脚類と呼ばれる恐竜の中でも体が大きくなりやすいものなのですが、タルボサウルスはその中でも大きい種類であり全長10メートルから12メートルほどにまで成長する恐竜です。
しかし体全体は大きいですが、体に対して手にあたる前肢はとても小さいのも特徴と言えます。
「ティラノサウルス」とは?
「ティラノサウルス」とは約6800万年から6600万年に北米大陸に生息していた大型の恐竜です。
獣脚類の中でも最も有名であり代表的な種類なので、類似した生物郡を指す生物分類で科の名前にもなっています。
ティラノサウルスは獣脚類の中でも最大の種類であり全長は11メートルから13メートルほどです。
恐竜の中でも屈指の知名度があるため様々な作品で取り上げられ、強力で獰猛な恐竜として登場します。
人気の高さから研究も盛んに行われていますが、走行速度も断定できていないなどいまだに多くの謎が残る恐竜です。
「タルボサウルス」と「ティラノサウルス」の違い
「タルボサウルス」と「ティラノサウルス」の違いを、分かりやすく解説します。
アジア大陸で最大のティラノサウルス科の恐竜が「タルボサウルス」で、ティラノサウルス科最大の恐竜が「ティラノサウルス」です。
「タルボサウルス」はモンゴルとその周辺地域で化石が見つかっていますが、「ティラノサウルス」は北アメリカやカナダで化石が見つかっています。
まとめ
ティラノサウルス科の恐竜は体型がどの種族も似通っていて多様性に乏しい恐竜たちなので、「タルボサウルス」と「ティラノサウルス」も大きさはティラノサウルスが一回り大きい以外に見た目の差が大してありません。
ですが「タルボサウルス」はアジア大陸で進化していった恐竜であり、「ティラノサウルス」は北米大陸で進化していった恐竜なので、同じ種族どころか他人の空似で似た姿に進化した恐竜と言えます。