この記事では、「安眠」と「永眠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「安眠」とは?
安らかに眠ると書く「安眠」。
この安らかに眠る状況とは、ぐっすりと睡眠をとることができる状況を意味します。
とても、心地よく気持ちよく眠る状況が「安眠」です。
不安に思うことや悩みなどなく、スムーズに睡眠状態へと入ることができる眠りが「安眠」になります。
類語には、「快眠」などがあります。
類義語になる「快眠」には、気持ち良く眠ること、といった意味があり、気持ちが良い眠りを意味する言葉となります。
「永眠」とは?
永く眠ると書く「永眠」。
この永くは、単に長時間睡眠を意味する言葉ではなく、永遠を意味する言葉となります。
そのことから、「永眠」とは永遠の眠りにつくこと。
つまり、死ぬことを意味する言葉になります。
類義語には、「他界」や「死去」、「逝去」、「死亡」などがあります。
「逝去」は尊敬語となり、身内以外に使用する言葉。
「死去」は通常、死を意味する言葉で身内や著名人などに使用する言葉。
これらに比べ、「永眠」は、より死を遠回しに伝える言葉として使用されます。
「安眠」と「永眠」の違い
同じ眠ることでも、絶対に使い方を誤ってはいけない「安眠」と「永眠」。
「安眠」は、ぐっすりと眠ることができる状況を意味し、良い言葉として用いられるものとなります。
一方、「永眠」は永遠に眠り続けること。
つまり、亡くなることを意味します。
そのため、「安眠」と「永眠」とでは、全く異なった意味を持つ言葉になり、絶対に使い方を間違ってはいけない言葉となります。
「安眠」の例文
・『私は旅行のいく際には、必ず安眠グッズを持参しています』
・『隣で眠る夫のいびきは、私にとって安眠妨害です』
「永眠」の例文
・『祖母は、眠るように安らかに永眠することができました』
・『長い闘病の結果、彼は永眠しました』
まとめ
以上のように、「安眠」と「永眠」は、全く異なった意味を持つ言葉です。
そのため、使う際には注意が必要です。