この記事では、「洋服」と「和服」の違いについて紹介します。
洋服とは?
洋服とは、西洋風の衣服のことをいいます。
西洋服を略した言葉が洋服です。
ヨーロッパがルーツの衣服で、ヨーロッパの国々が世界に進出するにあたって洋服も世界各地に広まりました。
日本で洋服を着るようになったのは江戸時代の末頃からで、明治時代になると欧米化政策もあって洋服を着ることが身近になっていきます。
現在は、様々な素材やデザインの洋服があり、日常的に身に着ける衣服となりました。
和服とは?
和服とは、日本に昔から伝わる伝統的な衣服のことをいいます。
日本人が昔から身に着けていたのは着物ですが、着物は「着る物」という意味で単に衣服のことを指す言葉でした。
和服という言葉が生まれたのは、洋服が日本に伝わってからです。
西洋風の衣服と区別するために、いままであった日本の衣服を和服と呼ぶようになりました。
現在は日常生活で和服を身に着けることは少なくなっていますが、結婚式やお葬式など冠婚葬祭の時には和服を着ることもあります。
洋服と和服の違い
洋服はヨーロッパで生まれた衣服で、和服は日本の伝統的な衣服です。
洋服の方が和服に比べると動きやすいですし、防寒性にも優れています。
そのため普段着としては、洋服を着るのが一般的になりました。
和服は結婚式や成人式、お葬式、七五三など特別な日にしか身に着けたことがないという人も多いです。
また、作り方にも違いがあります。
洋服は体の曲線に合わせて布を裁断して縫い合わせて立体的に作ります。
布を切り落としているので、後からサイズ等を直すことはできません。
和服は平面的な作りになっており、作り直しができます。
また、和服の場合、ボタンやファスナー等は使用しません。
まとめ
洋服はヨーロッパで生まれた衣服で、和服は日本で生まれた衣服です。
洋服は体の曲線に合わせて布を裁断して立体的に作りますが、和服は平面的に作られます。