「生かす」と「生きる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「生かす」と「生きる」の違いとは?違い

この記事では、「生かす」「生きる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「生かす」とは?

わざと命はとらず逃すことを「生かす」【いかす】といいます。

例えば、戦争が始まり食糧難になったときでもいつかは良い状況になるだろうとあえて今は殺さず、食料を与えて生きられるよう飼育員が努力するのです。

また、捕虜となった兵士は食事と寝る所を与えて、鉄道やダム工事へ連れて行き、作業員として使うときも殺しません。

このように、処罰の対象であっても処刑するのではなく、使える者であれば知識を持って働かせたり、人々の願いを聞いて優秀な人は生きてもらい、第二の人生を歩んでもらえるようはからうのです。


「生きる」とは?

生命がある限り、自らの力で人生を歩むことを「生きる」【いきる】といいます。

他人に言葉で指図されたり、行動するのではなく、自らの考え方で仕事したり、好きな食材を買って食べて命を貫く行為を指すのです。

死ぬという発想ではなく、与えられた使命をまっとうし、前向きに行動しては生活して生きる人生を選びます。

それだけ生命に貪欲になり、なんとしてでも死は選ばない気持ちを貫くため行動するのです。

使い方としては、「生きる力が漲る」となれば、自分の気持ちが奮い立つほどやる気が全身にほとばしる様を指します。


「生かす」と「生きる」の違い

「生かす」「生きる」の違いを、分かりやすく解説します。

あえて殺さず命を助ける行為を「生かす」といい、第二の人生を与えるといった場面で使う言葉です。

いくら憎い敵であっても、生かしてもらえるよう強く頼まれたときは感情が揺らぎ、情けかけて命を奪いとりません。

また、小さな稚魚は法律で獲ってはいけないという法律がある場合、海へと戻して殺さないのです。

もう一方の「生きる」は自らの考えで生命をなんとしてでも貫くといった意味で使われています。

それだけ与えられた命を大切にし、頑張って最後まで生きたいと思う自分の意思が見える言葉です。

まとめ

同じ「生」を使ってはいますが、他人があえて殺さず命を貫くか、自らが生命を繋ぎ、寿命まで生きるかの違いがあると記憶しておくといいでしょう。

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