この記事では、「文具」と「文房具」の違いを分かりやすく説明していきます。
「文具」とは?
文具とは、事務や学習などで使う道具全般を指す言葉です。
文具にはペンやノートなど筆記のための道具も含まれますし、ハサミやのり、カッターナイフなど工作に使う道具も含まれます。
オフィス等では、押印のための朱肉や電卓なども文具として扱われます。
分度器やコンパス、定規など様々な道具があります。
また、文字を書く筆記具にしてもボールペンや万年筆、シャープペンシル、ガラスペン、鉛筆など色々な種類があり、安価なものから高級品まで様々です。
「文房具」とは?
文房具とは、文具のうち筆記具を中心とする書きものをするための道具のことをいいます。
文房具の「文房」とは書斎のことで、文房具には書斎に備えておく道具という意味があります。
元々文房具は、硯と筆、墨、紙の4つのみを指す言葉でした。
現代では文字を書く時に筆を使って書くことは少ないので、ペンや紙などの筆記具を文房具と呼ぶことが多いです。
「文具」と「文房具」の違い
文具のうち筆記具を中心とした書きものをするための道具が文房具です。
文具は文房具を略しているわけではなく、文具と文房具では含まれる範囲が違っています。
文具には、朱肉など押印用の道具や製図用の分度器・コンパスなども含まれます。
そのため文具の方が文房具よりも幅広いです。
ただし、学校などでは授業で使う道具のほとんどを文房具として扱っていることもありますし、オフィス等でも文具と文房具を区別せずに扱っていることもあります。
文房具という呼び方の方が浸透しており、本来は文具になるものも文房具と呼んでいることも多いです。
まとめ
文具のうち、ペンや紙など書きものに関係する道具が文房具です。
文具の方が幅広く、文房具はその一部になります。
ただし、本来は文具でも文房具と呼んでいることも多く、その境界は曖昧になっています。