世界で進化を遂げたジャージャー麺の1つ?
この記事では、「チャパゲティ」と「ジャージャー麺」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チャパゲティ」とは?
大韓民国ソウル特別市銅雀区に本社を置く『株式会社農心』が販売するインスタント麺ならびにその味付けを利用したフレーバー。
1984年発売以後現在まで販売が続けられている人気インスタント麺で、そのモデルは「韓国風ジャージャー麺」である「チャジャンミョン」です。
現代では上級グレードにあたる「チャーワン」も販売されています。
「ジャージャー麺」とは?
中華料理の汁無し麺の1つで漢字表記は「炸醤麺」になります。
中国の山東省がその起源とされ、隣接する河北省、河南省でも郷土料理として食べられています。
発祥の経緯はどれも曖昧ですが、汁無し肉味噌がけの麺は1640年代の李自成の乱における明王朝の反乱軍の糧食からが有力。
日本では盛岡三大麺として2000年代半ばにブームとなった「盛岡じゃじゃ麺」の雛形とも言える料理として知られています。
また「盛岡じゃじゃ麺」の様に台湾や香港でも「ジャージャー麺」をインスパイアした料理が存在します。
「チャパゲティ」と「ジャージャー麺」の違い
「チャパゲティ」と「ジャージャー麺」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は商品名であり、後者は料理名であるのが根本的な違いだと言っていいでしょう。
味の違いとしては「韓国風ジャージャー麺」のチャジャンミョンと本家・中華料理の「ジャージャー麺」の違いと言っていいはずです。
最大の違いは前者が春醤(チュンジャン)と呼ばれる黒味噌とカラメルを使っているのに対して、後者は甜麺醤を使っている事です。
また元々のチャジョンミョン自体が甘い事もあり、それを粉末ソースで再現。
「ジャージャー麺」は塩辛いのが根本的な違いと言っていいでしょう。
まとめ
前者は韓国の食品メーカー『株式会社農心』が「韓国風ジャージャー麺」をインスタント麺にした商品名。
後者は中国北部山東省に起源を持つ汁無し肉味噌かけ 麺、料理名です。
商品名かつ「韓国風ジャージャー麺」と料理名かつ中国北部郷土料理「ジャージャー麺」の違いと言っていいでしょう。