「ヒレカツ」と「メンチカツ」はどちらもカツの一種ですがどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「ヒレカツ」と「メンチカツ」の違いを解説します。
「ヒレカツ」とは?
「ヒレカツ」とは、「ヒレ肉にパン粉の衣をつけ油で揚げて作るカツ」のことです。
「ヒレカツ」の使い方
肉や魚などの具材に小麦粉や卵をつけてパン粉をまぶし高温の油で揚げた揚げ物料理を「カツ」といいます。
カツの中でも具材に豚のヒレ肉を使ったカツが「ヒレカツ」です。
豚の背中に当たるロース肉の内側に位置するヒレ肉は脂身が少なくとても柔らかいのが特徴の部位です。
カツにするととても柔らかく脂身がほとんどないのでさっぱりしたカツを食べたい人に好まれます。
「メンチカツ」とは?
「メンチカツ」とは、「豚のひき肉を丸めてパン粉の衣で揚げたカツ」です。
「メンチカツ」の使い方
切り分けた肉ではなく挽いてミンチにした肉を丸めて作るカツを指します。
こね方やつなぎの有無などレシピによって食感が大きく変わります。
コストの安いミンチ肉を使用するため切り分けた肉を調理する一般のカツよりも安価で提供されるのが特徴です。
「ヒレカツ」と「メンチカツ」の違い
「ヒレカツ」と「メンチカツ」の違いは「肉」です。
豚のヒレ肉に衣をつけて揚げたカツが「ヒレカツ」で、豚のミンチ肉をこねて丸めたものに衣をつけ油で揚げたカツが「メンチカツ」です。
一般的にカツと言う場合は切り分けた豚肉に衣をつけてあげた「トンカツ」を指します。
そのため「ヒレカツ」は一般的にイメージされるカツに含まれますが「メンチカツ」はカツではあるもののトンカツとは明確に異なる別物として扱われています。
カツ弁当のおかずとして「ヒレカツ」が入っていても問題なく成立しますが「メンチカツ」が入っているのは問題です。
まとめ
「ヒレカツ」と「メンチカツ」は肉の種類と状態の違いで区別されます。
同じカツでもまったく別の料理なので同じ扱いにしないでください。
