「厳しい」と「きつい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「厳しい」と「きつい」の違いとは?違い

この記事では、「厳しい」「きつい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「厳しい」とは?

「厳しい」「きびしい」と読み、主な意味は以下の通りです。

1つ目は「決まりを固く守り、少しのゆるみも許さない様子」という意味です。

2つ目は「困難が多くて苦労する様子」という意味です。

3つ目は「自然現象などの程度が著しい様子」という意味です。

4つ目は「ものごとの状態が緊迫している様子」という意味です。


「厳しい」の言葉の使い方

「厳しい」は形容詞として「決まりが厳しい」「厳しい態度」などと使われたり、副詞として「厳しくしつける」などと使われたり、名詞として「厳しさを教える」などと使われます。

「厳」という漢字は省略形で、元は更に細かい部分に分かれ、「きっちりとゆるみなくつじつまを合わせること」という意味を持っていました。

ここから転じて、「少しのゆるみも許さない様子」として使われ、更に「困難が多く辛い様子」「程度が激しい様子」という意味でも使われるようになったのです。


「きつい」とは?

「きつい」の意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの程度がはなはだしい」という意味です。

2つ目は「人の知覚に対する刺激が強い」という意味です。

3つ目は「力の加え方が強い」という意味です。

4つめは「ゆとりがなく、窮屈である」という意味です。

5つ目は「決まりなどの基準が高過ぎる」という意味で、こちらは上で紹介した「厳しい」と同じ意味です。

6つ目は「困難が多くて体に負担がかかる」という意味で、こちらも「厳しい」とほぼ同じ意味です。

7つ目は「気性が激しい」という意味です。

「きつい」の言葉の使い方

「きつい」は形容詞として「匂いがきつい」「帯がきつい」「きつい決まり」「体がきつい」などと使われたり、副詞として「きつくしぼる」などと使われたり、名詞として「きつさを調整する」などと使われます。

「きつい」は古語として使われてきた言葉で、「程度がはなはだしい」という意味から転じて、「決まりを固く守る」「困難が多くて疲れる」という意味で使われる様になりました。

「厳しい」と「きつい」の違い

「厳しい」「きっちりとゆるみなくつじつまを合わせること」から転じて、「少しのゆるみも許さない様子」として使われ、更に「困難が多く辛い様子」「程度が激しい様子」という意味です。

「きつい」「程度がはなはだしい」という意味から転じて、「決まりを固く守る」「困難が多くて疲れる」という意味です。

まとめ

今回は「厳しい」「きつい」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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