創業当時からのブランドラインの違いについて解説!この記事では、「オリエント」と「オリエントスター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オリエント」とは?
東京都新宿区に本社を置く1950年創業の時計メーカー。
現在では『セイコーエプソン』の子会社化を経て、販売部門とその他部門に分けられたうえで事業統合されました。
「オリエント」は社名を現す名称であるとともにその名前を冠にした創業当時からのブランドラインになります。
『SEIKO』『CITIZEN』とともに国産腕時計三大メーカーの1つとして人気を誇っていたのは間違いありません。
「オリエントスター」とは?
1951年創業当時からの上位ブランドとして存在したのが「輝ける星」を意味した「オリエントスター」だと言っていいでしょう。
着ける悦び、魅せる喜び、繋ぐ慶びの3つの“よろこび”を追求したブランドとなります。
機械式腕時計としてクオーツ全盛時代もアイデンティティを貫いてきた経験値と実績が豊かなブランドラインが特徴だと言っていいでしょう。
現在のラインにも昴や田沢湖などモチーフが明確に定められた限定製品があるなどオーセンティックなものからリミテッドまで千差万別です。
「オリエント」と「オリエントスター」の違い
「オリエント」と「オリエントスター」の違いを、分かりやすく解説します。
基本的に前者はベーシックラインを担います。
それ故に使用している部品も良質な物を使っていますが、汎用機としてのそれに過ぎません。
後者は実質的に上位ブランドにあたるだけに、総じて使用している部品はワンランク、ツーランク上の物を採用していると言っていいでしょう。
例えばガラスに関してはサファイアガラスを採用、ステンレス部分に関しては特殊加工がされ高級感が付与されています。
また機械式時計では高級なのものでも日々ズレは生じていきますが、その精度誤差も少ないのが上位シリーズならではと言えるでしょう。
もちろん価格の違いは如実に反映されており、汎用機としての「オリエント」10機以上購入できる「オリエントスター」のブランドラインも少なくありません。
まとめ
「オリエント」は汎用性の高い機械式時計。
高級感やステータスなどに拘らなければ何ら不満が残らないレギュラーシリーズ。
当然その中にも価格差、性能差があります。
「オリエントスター」は3つのよろこびをコンセプトとした創業当時からの上位ブランドだと言っていいでしょう。
繋ぐ慶びを掲げている通り、親から子へと託せるほどの耐久性を念頭に作られています。