「取り巻く」と「囲む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「取り巻く」と「囲む」の違いとは?違い

この記事では、「取り巻く」「囲む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「取り巻く」とは?

「取り巻く」には、周りを囲む、取り囲む、といった意味に加え、人にまつわりついて気に入るように振舞うといった意味があります。

言い換えれば、「包囲」「包む」「巡る」「張り巡らす」などと同じです。

「取り巻く」の場合、物理的に何かに囲まれているというよりも環境や社会の状況などに覆われているといった意味が強い言葉になります。

例えば、「私を取り巻く環境」「社会を取り巻く課題」などといった言葉があります。

また、人にまつわりついて気に入るように振舞う人のことを「取り巻き」とも言います。


「囲む」とは?

「囲む」には、人や物を中にして、その周囲をぐるりと位置すること、何かを周囲にぐるりと位置させて中にものが占め得る場所を限ること、といった意味があります。

また、「囲む」の場合、囲碁やマージャンなどをすることを指すこともあります。

言い換えれば、「回す」「巡る」などと同じです。

「囲む」の場合、物理的な意味合いが強く、「丸で囲む」「塀で囲む」などといった形で使用します。


「取り巻く」と「囲む」の違い

「取り巻く」「囲む」の違いを、分かりやすく解説します。

周囲を覆う、といった意味では同じ意味を持つ「取り巻く」「囲む」ですが、使用する際の状況に違いがあります。

「取り巻く」の場合は物理的よりも環境や社会の状況などに覆われている際に使用される傾向があり「囲む」の場合は物理的に何かに覆われている際に使用することが多い傾向になります。

「取り巻く」の例文

・『社会に出ることで私を取り巻く環境は大きく変化しました』
・『彼を取り巻く三角関係に大きな変化が起こりました』

「囲む」の例文

・『庭が外から見えないように目隠しフェンスで庭の周囲を囲む』
・『冬に祖母の家に行くと、みんなでいろりを囲むことが楽しみでした』

まとめ

「取り巻く」「囲む」には以上のような違いがあります。

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