「取り扱い」と「取扱い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「取り扱い」と「取扱い」の違いとは?違い

私たちが普段見ることができるものの中には、扱いに関して注意が必要なものがたくさんあります。

たとえば、多くの塩素系の溶剤などは、混ぜると危険なものが多く、また、壊れやすいものは乱暴に扱うことはできません。

そんなもののことを一般的に「取り扱い注意」と言って注意を促しています。

それでは、この「取り扱い」とはどういう意味でしょうか。

また、「取扱い」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「取り扱い」「取扱い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「取り扱い」とは?

「取り扱い」とは、言うまでもなく「扱うということ」のことを意味する言葉として使われます。

このなかの「取り」という接頭語は、「取り締り」「取りあわせ」などの熟語に使われるように、動詞に付随してその言葉を強調したり注目をさせたりするという役割を持ちます。

したがって、この場合は「扱う」という行為に注目させることが目的となります。


「取扱い」とは?

「取扱い」とは、やはり、何かを手でもって動かしたり、操作したりすることを意味する言葉です。

多くの場合は、「扱い」に関してなんらかの注意が必要であるようなときに使われる言葉です。


「取り扱い」と「取扱い」の違い

「取り扱い」「取扱い」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、同じように何かを扱うことを表す言葉として使われますが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、一般的な文章で使用されるのが「取り扱い」であり、フォーマルな文章で使われるのが「取扱い」ということになります。

さらに、「取扱」というようにまったく送り仮名を付けない場合もあり、これも多くはフォーマルな文章の中で使われます。

したがって、それぞれの意味はまったく同じです。

「取り扱い」の例文

・『多くの洗剤などには混ぜると危険な成分が含まれているので、取り扱いによっては危険が伴います』
・『この品物は壊れやすいので取り扱いに最大限の注意が必要です』

「取扱い」の例文

・『「取扱い注意」という注意書きを付けておいたほうがよいでしょう』
・『これらの題材に関しては議論にあたっては「取扱い」の方法を決めておくほうが良いでしょう』

まとめ

この記事では、「取り扱い」「取扱い」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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