「取り交わし」と「授受」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「取り交わし」と「授受」の違いとは?違い

この記事では、「取り交わし」「授受」の違いを分かりやすく説明していきます。

「取り交わし」とは?

取り交わしは、とりかわしと読むのが正解な言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、とるという意味を持っている取りの文字に、かわし合うや互いにこうささせるといった意味を有する交わしの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に取り交わしは、お互いにやり取りをするという意味を表すのです。

具体的には、契約を取り交わし、といった使い方を見掛ける事が出来ます。


「授受」とは?

授受は、じゅじゅと読むべき言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、さずけるとか与える、与えられる等の意味の授の漢字に、うけるや貰う、うけとるといった意味がある受の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から授受は、授ける事と受け取る事を示すのです。

要するに、相手に何かを渡すと共に、相手からも何かを貰うという意味に用いられています。


「取り交わし」と「授受」の違い

取り交わしと授受の文字表記を比べてみると、使用している文字も読み方も全然違っています。

所がどちらもやり取りという意味合いを持っている点がややこしい所ですが、意味のニュアンスに違いを見出せるので、それぞれの言葉の意味をきちんと把握しさえすれば問題なく使い分けが可能です。

ちなみに取り交わしは、シンプルに相手と互いにやり取りするという意味を表します。

一方の授受は、授けた上で相手からも受け取るという意味での、やり取りを示す言葉となっているのです。

まとめ

2つの言葉には共通する文字がないだけでなく、文字数も読み方も全然違っています。

ですがどちらもやり取りという意味を有している点が厄介ですが、指し示す意味合いのニュアンスには相違点があるので、そこを理解しさえすれば、使い分けで迷う事はありません。

ちなみに取り交わしは、お互いにやり取りするという意味であり、契約を取り交わしといった形で使われていたりします。

対する授受は、相手に何かを渡すと共に、相手から何かを受け取るというやり取りを意味する言葉として用いられているのです。

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