この記事では、「おくび」と「げっぷ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「おくび」とは?
ガスが口の中に入り、飲み込むと出るのが「おくび」です。
元々は「げっぷ」といいますが、医療の世界では「おくび」といった言葉で表し、飲み込んだガスを口腔外に出しては胃を楽にする現象を指します。
ガスとなるものに炭酸飲料があり、胃の中に流れると圧迫されて生理的に「げっぷ」が伴いながら出るわけです。
まったく予想もしないとき、いきなり酸っぱい液が食道を通り口の中から出てしまう症状を呑酸と書いて「おくび」と読みます。
このようなところから、話したいことがあってもぐっとのみ込んで我慢するという意味がある「おくびにも出さない」と表現するときに使う言葉です。
「げっぷ」とは?
曖気と書いてあいきと読む「げっぷ」は、普段あまり入らない空気が胃の中に入り込んでしまったとき、外に出すため発生する現象です。
普段は滅多に食道を通って胃に入り込まないはずが、食事しているとき食べ物と一緒に入ってしまうとガスが発生し、口から「げふ」という音と共に出ます。
「げっぷ」が出るときは軽い圧迫感はありますが、一瞬だけ出るものですぐに解消される現象です。
臭いは生ゴミのようですが、すぐ空気中に放散されるためあまり気になりません。
「おくび」と「げっぷ」の違い
「おくび」と「げっぷ」の違いを、分かりやすく解説します。
日本の医療用語では「げっぷ」を「おくび」といった言い方して、飲み込んでしまったガスを口の中から出す現象を指します。
我慢したくても身体的に難しいところから、いくら我慢しても自然に出てしまう現象なのです。
ここから人に知られないよう口に出さず、物事を隠す意味で使われています。
もう一方の「げっぷ」は普段よく使われている言葉であり、ガスを含む飲み物や食べ物を口にして、胃の中に入ったとき食道から上がり、口から出る「げっぷ」は人間が生きていれば少なからず起こる現象です。
まとめ
同じ意味で使われている言葉であっても、医療用語と日常的に使うといった違いがあります。
どう異なるか学び、使い分けてみるといいでしょう。